小説

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頭の中で「美味しそう」と「社会的な死だぞ」が同時に聞こえました。 咄嗟に感覚のシャッターを下ろし、にこやかにその時間をやり過ごしました。 その場を離れ一人になった時の安堵感ときたら! 全身に走った緊張感ときたら! 蹲りたいと思いましたが人目が…

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どうも。食人種です。 軽いですか? ずっと人間として生きてきたもんで どう自己紹介していいのやら。 はるか昔どこからか日本にたどり着いた祖先が 人攫いだの白羽の矢だので食料調達しつつ 合戦の時に食いだめする事で細々と生きてきたそうです。 それでも…